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塗装業の施工事例、何件載せれば足りる?写真の撮り方と並べ方

塗装業HPの施工事例は最初6〜8件で十分。建物種別・工事内容のバリエーション、ビフォーアフターの撮り方、1件に書く項目と費用掲載・掲載許可の実務を整理します。

執筆:山口拓馬

塗装業の施工事例、何件載せれば足りる?写真の撮り方と並べ方のアイキャッチ

塗装業のホームページで、問い合わせに最も効きやすいのは施工事例です。料金表や会社概要以上に、見ている人の判断材料になります。塗装業にとって施工事例は「商品カタログそのもの」だからです。

とはいえ「何件くらい載せればいいのか」「どう撮ればいいのか」は、意外とどこにも書かれていません。この記事で整理します。制作費の目安は外壁塗装のホームページ制作費用、業種ページは塗装業向け制作もあわせてご覧ください。

結論:最初は6〜8件で十分

「100件並べないと信用されない」と思われがちですが、そうとは限りません。事例を全件見る人はほとんどいないからです。数件見て「うちと近い工事をしているか」を判断し、残りは見ない人が大半です。

したがって最初の公開時点では、6〜8件をきちんと作り込むほうが、30件を雑に並べるより効果があります。

ただし、その6〜8件の選び方には条件があります。

何を6〜8件に選ぶか

同じような戸建てのアフター写真が8枚並んでいても意味がありません。「自分の家に近いものがある」と思ってもらうのが目的なので、バリエーションで選びます。

選定の軸:

  • 建物種別:戸建て、アパート・マンション、店舗、工場・倉庫
  • 工事内容:外壁のみ、屋根のみ、外壁+屋根、付帯部含む、防水工事
  • 築年数:築10年前後の予防的な塗り替えと、築25年以上の傷んだ物件では、見ている人の不安が違います
  • エリア:対応エリア内の複数の市区町村が入っていると、地域密着感が出ます

「築30年・外壁の色褪せがひどい戸建て」の事例が1件あるだけで、同じ悩みの人が「ここに頼めそうだ」と判断できます。

写真の撮り方

特別な機材は不要です。スマートフォンで十分ですが、いくつか守るだけで見栄えが大きく変わります。

同じ位置・同じ画角で撮る

ビフォーとアフターは、必ず同じ場所から、同じ高さ・同じ向きで撮ってください。ビフォーが斜めからの引き、アフターが正面のアップだと、比較として成立しません。着工前に撮影位置を決めて、足元にテープで印をつけておくか、撮影した写真をその場で見ながら同じ構図を再現するのが確実です。

晴れの日、できれば同じ時間帯に

曇りの日のビフォーと快晴のアフターでは、塗装の効果ではなく天気の差が写ってしまいます。厳密に揃えるのは難しいですが、極端に条件の違う組み合わせは避けるだけでも印象が変わります。順光(太陽を背にして撮る)だと壁の色が正確に出ます。逆光は避けてください。

全景と寄りの両方を撮る

  • 全景:建物全体が入る引きの写真。仕上がりの印象を伝えます。
  • 寄り:外壁の質感、シーリングの打ち替え、付帯部の塗り分けなど。技術を伝えます。

寄りの写真は、施工の丁寧さを分かる人に伝える役割があります。相見積りで比較されているとき、ここで差がつきます。

施工中の写真も撮っておく

意外と効くのが施工中の写真です。高圧洗浄、下地処理、養生、下塗り・中塗り・上塗りの各工程。塗装は完成すると工程が見えなくなるため、「何をやってくれたのか分からない」という不信につながりやすい工事です。工程写真があると、手抜きをしていないことの証明になります。悪質業者との差別化として、これ以上分かりやすい材料はありません。

1件の事例に書くべき項目

写真だけでは情報が足りません。各事例に、最低限これらを添えてください。

  • 建物種別・築年数(例:戸建て・築22年)
  • 施工内容(例:外壁塗装+屋根塗装+付帯部)
  • 使用塗料(メーカー名・製品名・グレード)
  • 施工面積
  • 工期
  • 費用(可能であれば)
  • エリア(市区町村まで)

使用塗料と費用を書けるかどうかで、事例の価値は大きく変わります。 塗料名があると「シリコンでこの金額か」と判断でき、比較検討の材料になります。

費用の目安は、30秒でできる見積もりシミュレーターで確かめられます。

費用は載せるべきか

載せることをおすすめします。塗装は総額が大きく、相場が分かりにくい工事です。金額が一切書かれていないサイトは、見ている側からすると「聞かないと分からない=営業をかけられる」と感じられ、問い合わせをためらう要因になります。

正確な金額を出しにくい場合は、次のような書き方があります。

  • 「約◯◯万円(税込・足場代込み)」と幅を持たせる
  • 「30坪・外壁のみで◯◯万円台」と条件つきで示す

なお、施主の許可を得ずに具体的な金額や住所が特定できる情報を出すのは避けてください。事例掲載の可否は、契約時か引き渡し時に確認しておくのが確実です。

掲載許可の取り方

施工事例の掲載には、施主の許可が必要です。トラブルを避けるため、次のように運用してください。

  • 契約書または引き渡し時の書面で確認する:口頭だけだと後で揉めます
  • どこまで出すかを選べるようにする:「写真のみ可・市区町村まで可・番地は不可」など段階をつける
  • 表札・車のナンバー・郵便物は写さない:撮影時に気をつけるか、後から処理します

「掲載してもよい」と言ってくれる施主は思ったより多いので、聞くこと自体を習慣化するのが一番です。

事例が少ないうちの見せ方

独立したばかりで事例が2〜3件しかない場合もあります。その場合は、件数の少なさを工程の詳しさで補ってください。

1件の事例を、着工前・足場設置・高圧洗浄・下地処理・養生・下塗り・中塗り・上塗り・完成、と工程ごとに写真を並べて詳しく解説する。「1件をここまで丁寧に見せている」こと自体が、技術と誠実さの証明になります。

件数が増えてから、あらためて一覧形式に組み替えれば問題ありません。事例の見せ方を含めたページ構成の例は、塗装業向けの制作ページでも確認できます。施工事例を中心に組んだ[塗装業のデザイン見本](/demos/paint-01)(実在の事業者ではありません)もご覧いただけます。

表現面の注意

施工事例のページでも、広告表現のルールは適用されます。

  • 「必ずこうなります」と読める書き方は避ける(優良誤認のリスク)
  • 加工・レタッチで実際より良く見せない
  • 他社の施工を悪く言う比較は避ける

塗装業のビフォーアフター写真自体には規制はありませんが、写真に添える文章のほうにリスクがあると考えてください。使うと危ない表現は塗装業のチラシ・ホームページで使うと危ない表現で詳しく整理しています。問い合わせが増えないサイトの点検は12項目セルフチェックも参考になります。

まる製作所に相談する場合

施工事例が2〜3件しかない段階でも、「どの事例をどの順番で並べるか」「工程写真をどこで見せるか」まで含めて、トップページのデザイン案でお見せします。撮影は承っておりませんが、お手持ちの写真をどう使うかは、デザイン案の段階からご提案します。

項目まる製作所の場合
デザイン案契約前に、トップページのデザイン案を無料でお作りします(ヒアリング完了後、最短翌営業日・遅くとも5営業日以内)
料金すべてサイトで公開しています(お見積りシミュレーターで概算を確認できます)
公開までの期間ご契約から2〜4週間が目安です(標準プランの場合)
公開後の更新LINEで送るだけ。管理画面の操作は不要です
ドメインお客さまご自身の名義で取得いただきます

塗装業向けの構成と料金は塗装業向け制作にまとめています。

デザイン案を見てから、依頼するかどうかを決めていただけます。デザイン案の作成だけで費用がかかることはありません。

よくある質問

Q. 施工事例は何件あれば十分ですか?
A. 最初の公開時点では6〜8件をきちんと作り込むほうが、30件を雑に並べるより効果があります。事例を全件見る人は少なく、数件で判断する人が大半だからです。
Q. ビフォーアフターはどのように撮ればよいですか?
A. 同じ位置・同じ高さ・同じ向きで撮り、できれば晴れの同時間帯に揃えます。全景と寄りの両方、加えて高圧洗浄や下地処理などの工程写真があると信頼につながります。
Q. 費用は事例に載せるべきですか?
A. 載せることをおすすめします。幅や条件つき(例:約◯◯万円・足場代込み、30坪外壁のみで◯◯万円台)でも、比較検討の材料になります。施主の許可は必須です。
Q. 事例が2〜3件しかない場合はどうすればよいですか?
A. 件数の少なさを工程の詳しさで補います。1件を着工前から完成まで工程ごとに解説すると、技術と誠実さの証明になります。件数が増えてから一覧形式に組み替えれば問題ありません。

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