トップお役立ち記事塗装業のチラシ・ホームページで使うと危ない表現|景品表示法と特商法の注意点

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塗装業のチラシ・ホームページで使うと危ない表現|景品表示法と特商法の注意点

塗装業のチラシ・HPでリスクのある「最安」「No.1」「二重価格」等を景品表示法・特商法の観点から整理。安全な言い換えと載せると強い情報も解説します(2026年9月時点)。

執筆:山口拓馬

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外壁塗装・屋根塗装は、消費者庁や国民生活センターが繰り返し注意喚起している分野のひとつです。訪問販売型の悪質業者が問題になってきた業界であるため、まじめにやっている事業者ほど、広告表現で不用意な失点をしないことが重要になります。

この記事では、塗装業の方がチラシやホームページでよく使いがちな表現のうち、法的にリスクがあるものと、その安全な言い換え方を整理します。制作費用の目安は外壁塗装のホームページ制作費用もあわせてご覧ください。

危ない表現①:根拠のない「最安」「No.1」

景品表示法では、実際よりも著しく有利だと誤解させる表示を有利誤認表示、実際よりも著しく優れていると誤解させる表示を優良誤認表示として禁じています。

避けたほうがよい例:

  • 「地域最安値」「業界最安値」
  • 「施工実績No.1」「顧客満足度No.1」
  • 「他社より必ず安くします」

「No.1」表示については、消費者庁が調査方法や調査対象を明確にしない広告を問題視してきた経緯があります。客観的な調査にもとづいていて、調査の出典・時期・範囲を併記できるのであれば使えますが、自社の感覚値や、比較対象を恣意的に選んだ調査で書くのは避けてください。

安全な言い換え:「創業◯年」「累計施工◯件」など、自社で数えられる事実。「地域密着で対応しています」「他社さんのお見積りとの比較もご相談ください」。数えられる事実に置き換えるのが基本です。「安い」と言う代わりに、実際の金額を出すほうが結果的に信頼されます。

危ない表現②:耐久性・効果の言い切り

塗料の性能に関する言い切りは、優良誤認のリスクが高い領域です。

避けたほうがよい例:

  • 「絶対に剥がれません」「一生塗り替え不要」
  • 「これ一回で30年もちます」
  • 「絶対に雨漏りしません」

塗膜の耐久性は下地の状態・立地・気候条件で大きく変わるため、条件を無視した言い切りは根拠を示せません。

安全な言い換え:「メーカー公称の耐用年数は◯年です(※条件により異なります)」「弊社では施工後◯年の保証をお付けしています」。メーカーが公表している数値を、出典つきで引用する形にすると安全です。自社の保証年数は自社で決めた事実なので、これも問題ありません。

危ない表現③:二重価格表示

「通常価格150万円 → 今なら98万円」のような表示は、その「通常価格」で最近相当期間にわたって実際に販売していた実績がない場合、有利誤認表示にあたるおそれがあります。

塗装業では見積りが現場ごとに変わるため、そもそも「通常価格」を定義しにくいはずです。定義できない価格を消し線で並べるのは避けてください。

安全な言い換え:比較する「通常価格」を出さず、実際の価格だけを示すのが最も安全です。値引きの理由を説明したい場合は、次の点を守ってください。

  • モニター価格:施工写真の掲載協力など、モニターとしての条件が実際にあり、それを明記する
  • 将来の値上げと比べる表示(「◯月から◯円に改定」など):値上げの時期が決まっていて、実際にその時期に切り替える。「予定」のまま延長を繰り返す使い方は避ける
  • キャンペーン価格:対象条件・期間・数量を明記し、期間を書いたら守る

危ない表現④:不安をあおる表現

これは法律というより、トラブルの原因になりやすい表現です。

  • 「今すぐ塗り替えないと家が腐ります」
  • 「この状態を放置すると大変なことになります」

訪問販売業者の常套句として広く知られてしまっているため、まじめな事業者が使うと逆に警戒されます。国民生活センターも、「近くで工事をしている」「無料で点検する」と訪問し、屋根の不具合を指摘して契約を迫る点検商法について注意を呼びかけています。事実として劣化があるなら、写真とともに「こういう状態です」と示し、判断は施主に委ねる書き方のほうが信頼されます。

訪問販売に該当する場合の注意

契約を営業所以外の場所で結ぶ場合、特定商取引法上の訪問販売に該当することがあります。その場合、契約書面の交付義務や、書面を受け取った日から8日間のクーリング・オフといった規定がかかります。

ホームページ上でも、訪問での見積り・契約に対応しているなら、クーリング・オフについて触れておくと誠実な印象になります。「隠していない」こと自体が差別化になる業界です。個人事業主の表示義務全般は法的表記のまとめも参考にしてください。

ホームページに載せると強いもの

規制の話ばかりしましたが、逆に載せたほうがよく、かつ法的にも安全なものを整理します。

  • 施工事例のビフォー・アフター写真:塗装業では最も強力な材料です。医療などと違い、塗装のビフォーアフター写真自体を禁じるルールはありません。ただし加工で実際より良く見せたり、「どの家も必ずこうなる」と読める書き方をしたりするのは避け、施工内容・面積・使用塗料・工期を添えてください。撮り方と並べ方は施工事例の見せ方で詳しく解説しています。
  • 具体的な金額の目安:坪数や面積ごとの概算があると、問い合わせのハードルが大きく下がります。「無料見積り」だけのページは、価格を知りたい人には不親切です。
  • 保証内容とアフターフォロー:何年保証で、何が対象で、何が対象外か。ここを明記できる事業者は多くありません。
  • 対応エリア:地域名で探されることの多い業種です。地図とあわせて明記してください。
  • 有資格者・所属団体:一級塗装技能士などの資格は、事実として書ける強い信頼材料です。

施工事例・料金目安・保証・対応エリアの載せ方まで含めたページ構成の例は、塗装業向けの制作ページでも確認できます。

費用の目安は、30秒でできる見積もりシミュレーターで確かめられます。

判断に迷ったら

広告表現の適否は、最終的には表示全体の印象で判断されます。この記事の内容は一般的な考え方の整理であり、個別の表現が違法かどうかを保証するものではありません。大きな広告投資をする前や、判断に迷う表現がある場合は、消費者庁の公表資料を確認するか、専門家にご相談ください。

まる製作所に相談する場合

まる製作所では、この記事の注意点をふまえ、最上級表現や言い切りに頼らずに「施工事例・費用の目安・保証・対応エリア」で選ばれるトップページを、契約前にデザイン案でお見せします。表現の最終判断はお客さまにお願いしています。

項目まる製作所の場合
デザイン案契約前に、トップページのデザイン案を無料でお作りします(ヒアリング完了後、最短翌営業日・遅くとも5営業日以内)
料金すべてサイトで公開しています(お見積りシミュレーターで概算を確認できます)
公開までの期間ご契約から2〜4週間が目安です(標準プランの場合)
公開後の更新LINEで送るだけ。管理画面の操作は不要です
ドメインお客さまご自身の名義で取得いただきます

塗装業向けの構成と料金は塗装業向け制作、制作費の目安は外壁塗装のホームページ制作費用にまとめています。

デザイン案を見てから、依頼するかどうかを決めていただけます。デザイン案の作成だけで費用がかかることはありません。

よくある質問

Q. 「地域最安値」「施工実績No.1」は使えますか?
A. 客観的な調査にもとづき、出典・時期・範囲を併記できる場合を除き、避けた方が安全です。自社調べの感覚値でのNo.1表示は、景品表示法上のリスクがあります。
Q. 「通常価格→今だけ」の二重価格表示は問題になりますか?
A. その通常価格で最近相当期間にわたって販売していた実績がない場合、有利誤認表示にあたるおそれがあります。塗装は現場ごとに見積りが変わるため、定義できない「通常価格」を消し線で並べるのは避けてください。
Q. 塗料の耐久年数はどのように書けばよいですか?
A. 「絶対に剥がれない」「30年もつ」などの言い切りは避け、メーカー公称の耐用年数を条件付きで引用するか、自社の保証年数として事実を書く形が安全です。
Q. 訪問販売に該当する場合、ホームページに何を書けばよいですか?
A. 契約書面の交付やクーリング・オフ(書面受領日から原則8日間)などのルールがかかることがあります。訪問見積り・契約に対応しているなら、クーリング・オフに触れておくと誠実な印象になります。

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参考資料

制度やガイドラインは更新される場合があります。リンク先の最新情報もあわせてご確認ください。

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