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小さな会社のコーポレートサイト制作費用|見積もりの比べ方と、社内で決めやすくする進め方

従業員数十名までの小さな会社がコーポレートサイトを作るときの費用相場、金額が変わる要因、法人ならではの確認点(決裁・採用ページ・更新体制・co.jpドメイン)、見積もりの比べ方と社内で決めやすくする進め方を整理します(2026年9月時点)。

執筆:山口拓馬/まる製作所

小さな会社のコーポレートサイト制作費用|見積もりの比べ方と、社内で決めやすくする進め方のアイキャッチ

会社のホームページを作る、あるいは作り直す。そう決めて見積もりを取ると、数十万円から数百万円まで、金額の幅の大きさに驚くことになります。

そして小さな会社の場合、止まる原因は金額そのものより、「社内で決められない」ことであることが少なくありません。社長、役員、現場の責任者。それぞれが違うイメージを持ったまま話が進み、見積もりを比べる軸も定まらない。

この記事では、従業員数十名までの会社を想定して、コーポレートサイトの費用の考え方と、見積もりの比べ方、そして社内で決めやすくする進め方を整理します。

相場の目安:半数は50万円以下

コーポレートサイトの制作費用は、ページ数や機能、依頼先によって大きく変わります。参考として、制作会社の紹介サービスを運営するWeb幹事が、同サービス経由で発注されたコーポレートサイトの発注金額をまとめたデータがあります。

  • 平均:95.6万円(中央値は50.0万円)
  • 50万円以下:50%
  • 50万〜100万円:23%
  • 100万〜300万円:22%
  • 300万円以上:5%

平均が中央値の約2倍になっているのは、一部の高額な案件が平均を引き上げているためです。小さな会社にとっては、平均よりも中央値の50万円前後が現実的な感覚に近いと考えてよいでしょう。

ただし、これは特定のサービスを経由した発注のデータであり、同じ「50万円」でも含まれる作業は依頼先によってまったく違います。相場の数字だけで判断せず、次に説明する「何で金額が変わるのか」を押さえてください。

金額を左右する6つの要因

要因金額が上がる方向金額が下がる方向
ページ数事業・製品ごとにページを分ける必要なページに絞る
原稿取材・ライティングを依頼する自社で原稿を用意する
写真プロの撮影を入れる手持ちの写真を使う
デザイン完全オリジナルテンプレートをベースにする
機能多言語、採用の応募管理、会員機能など問い合わせフォーム程度に絞る
公開後の運用更新代行、アクセス解析、改善提案サーバー管理のみ

見積もりを比べるときは、各社がこの6つのどこまでを金額に含めているかを揃えて見ることが大切です。見積書の読み方は見積もり依頼前の確認ポイントも参考にしてください。

小さな会社ならではの確認ポイント

個人事業主のホームページと比べて、法人のコーポレートサイトでは次の点が論点になりやすくなります。

① 決める人が複数いる

担当者が進めていても、最終的には社長や役員の了承が必要です。担当者が気に入った提案でも、決裁の段階で「イメージと違う」とひっくり返ると、それまでの時間が無駄になります。後で説明する「社内で決めやすくする進め方」がここで効いてきます。

② 採用ページが必要になることが多い

小さな会社ほど、コーポレートサイトの一番の役割が採用であることは珍しくありません。求人サイトを見た応募者は、ほぼ必ず会社名で検索します。仕事内容、職場の雰囲気、働いている人の様子が分かるページがあるかどうかで、応募の質と数が変わります。採用ページを入れるかどうかで見積もりも変わるため、最初に伝えてください。

③ 担当者が変わっても更新が止まらないか

「前の担当者しか更新方法を知らない」「管理画面のパスワードが分からない」という状態は、小さな会社で本当によく起こります。自社で更新する仕組み(CMS)にするのか、制作会社に更新を依頼するのか。どちらにしても、担当者が替わったときに引き継げる形になっているかを確認してください。

④ ドメインとアカウントは法人名義で

「co.jp」のドメインは、日本国内で登記した会社が、1つの組織につき1つだけ登録できるものです。会社の信頼性を示す材料になるため、法人ならぜひ検討してください。

どのドメインを使う場合も、登録者は会社の名義にし、管理用のアカウントは担当者個人ではなく会社の共有メールアドレスで作ってください。制作会社の名義や担当者個人のアカウントになっていると、契約終了や退職のときにトラブルになります。詳しくはサイトの所有権の解説をご覧ください。

⑤ 問い合わせフォームの受け取り方

フォームから届く問い合わせを、誰のメールアドレスで受け取るのか。担当者個人の受信箱だと、休みや退職で問い合わせが埋もれます。共有のアドレスで受け取り、複数人が見られるようにしておくのが安全です。問い合わせで個人情報を受け取る以上、プライバシーポリシーも必要です。必要な表記は法的表記のまとめで整理しています。

見積もりを比べるときの3つのルール

ルール1:全社に同じ条件を伝える

条件がバラバラだと、見積もりは比べられません。最低限、次の6つを1枚にまとめて、全社に同じものを渡してください。

  • サイトを作る目的(採用、取引先への信頼、問い合わせ獲得など)
  • 必要だと考えているページの一覧(分からなければ「相談したい」でよい)
  • 原稿と写真を自社で用意できるか
  • 予算の上限
  • 公開したい時期
  • 公開後の更新を誰がやるか

ルール2:3年間の総額で比べる

初期費用だけでなく、月額費用を含めた3年間の総額で比べてください。初期費用が安くても、月額が高かったり、長期契約で途中解約できなかったりする場合があります。

ルール3:「契約前に何を見せてもらえるか」を比べる

見積書に書かれた金額と作業項目だけでは、仕上がりの質は分かりません。過去の制作実績に加えて、自社の場合どんなデザインになるのかを、契約前にどこまで確認できるかは、依頼先によって大きく違います。ここを比べる軸に入れておくと、「契約してから、思っていたのと違うと分かる」という最悪の事態を避けられます。

社内で決めやすくする進め方

小さな会社のホームページ制作で一番多い失敗は、関係者それぞれが頭の中に違う完成形を思い描いたまま進んでしまうことです。文章の提案書や見積書だけでは、完成形のイメージは揃いません。

おすすめの進め方は次のとおりです。

  1. 1目的を1行で決める:「採用応募を増やす」「取引先に見られても恥ずかしくない会社の顔をつくる」など
  2. 2決裁者に、最初の打ち合わせから入ってもらう:途中からの「ちょっと違う」を防ぐ
  3. 3参考サイトを2〜3件選んでおく:同業でなくてよい。「この雰囲気」「この情報の並べ方」を共有する
  4. 4契約の前に、デザイン案で社内の合意をとる:トップページの完成イメージを見れば、社長も現場も同じものを見て判断できる
  5. 5合意したデザイン案をもとに稟議を通す:何にいくら払うのかが、目に見える形で説明できる

特に4番と5番は、決裁者が複数いる会社ほど効果があります。「この見た目のサイトが、この金額でできる」という形で稟議資料を作れると、社内の説明がずっと楽になります。

費用の目安は、30秒でできる見積もりシミュレーターで確かめられます。

費用の処理と補助金

会社紹介を目的とした一般的なコーポレートサイトの制作費は、原則として支払った事業年度の経費(広告宣伝費)として処理するのが基本的な考え方です。ただし、会員機能や予約・決済などのシステムを含む場合は、その部分が資産計上の対象になり得ます。詳しくはホームページ制作費の勘定科目で整理しています。最終的な処理は顧問税理士にご確認ください。

また、従業員数が一定以下の小規模事業者であれば、小規模事業者持続化補助金の活用を検討できる場合があります。対象や公募の状況は持続化補助金でホームページを作る方法をご覧ください。

まとめ|金額と一緒に「決め方」を設計する

  • コーポレートサイトの発注金額は、ある紹介サービスのデータでは半数が50万円以下(中央値50万円)
  • 金額はページ数・原稿・写真・デザイン・機能・公開後の運用の6要因で変わる
  • 法人では、決裁者が複数いること、採用ページ、担当交代時の更新体制、法人名義のドメインとアカウント、フォームの受け取り方が論点になる
  • 見積もりは同じ条件で依頼し、3年総額と「契約前に何を見せてもらえるか」で比べる
  • 契約前のデザイン案で社内の合意をとると、決裁が通りやすく、手戻りも減る

まる製作所の法人向けプラン

まる製作所では、従業員数十名までの会社を中心に、コーポレートサイトの制作を承っています。現役のWebエンジニアが、ヒアリングから設計・コーディングまで一貫して担当します。表示価格はすべて税込です。

プラン料金(税込)向いている会社
法人スタンダードプラン¥148,000〜まだ公式サイトがなく、会社の顔となる5ページ前後のサイトが欲しい
法人コーポレートプラン¥298,000〜原稿作成・サイト設計書込み。10ページ前後のオリジナルサイト
集客設計パック(オプション)¥100,000〜キーワード調査・競合分析・入口ページ設計・公開後の検証まで(パック前提)

ご契約の前に、トップページのデザイン案を無料でご用意します。 社内での共有や稟議の資料としてそのままお使いいただけますので、完成イメージを関係者で確かめてから、依頼するかどうかをご判断ください。ご覧になってからお断りいただいても費用はかかりません。ドメインは御社の名義で取得いただく方針です。

料金の目安は法人向けページおよびお見積りシミュレーターからご確認いただけます。

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最新の料金・条件は法人向けページを優先します。

よくある質問

Q. 小さな会社のコーポレートサイトは、いくらくらいかかりますか?
A. 依頼先と内容によって大きく変わります。制作会社の紹介サービスWeb幹事のデータでは、コーポレートサイトの発注金額の中央値は50万円で、半数が50万円以下でした。ページ数・原稿・写真・デザイン・機能・公開後の運用のどこまでを含むかで金額が変わります。
Q. 見積もりを比べるときに、何を揃えればよいですか?
A. 目的、必要なページ、原稿と写真を自社で用意できるか、予算の上限、公開時期、公開後の更新を誰がやるかの6つを1枚にまとめ、全社に同じものを渡してください。そのうえで3年間の総額と、契約前にどこまで完成イメージを確認できるかを比べます。
Q. co.jpドメインは取ったほうがよいですか?
A. co.jpは日本国内で登記した会社が1組織1つだけ登録できるドメインで、会社の信頼性を示す材料になります。どのドメインを使う場合も、登録者は会社名義にし、管理アカウントは会社の共有メールアドレスで作ってください。
Q. 社内の合意がなかなかとれません。どうすればよいですか?
A. 関係者が違う完成形を思い描いたまま進んでいることが多い原因です。決裁者に最初から打ち合わせに入ってもらい、契約前にデザイン案を見て合意をとると、同じものを見て判断できるため、決裁が通りやすくなります。

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