「ホームページを作りたいけれど、市の補助金は使えないだろうか」と考えている埼玉県の事業者の方に向けて、2026年11月時点の状況を整理しました。
結論から言うと、ホームページの制作に使えて、今から申し込める市の補助金は多くありません。 代表的なのは上尾市の販路開拓支援補助金(上限25万円・2027年1月29日まで)です。一方、さいたま市と戸田市のDX推進補助金は、ホームページの制作が対象外とされています。
市の制度が使えない場合の選び方も、あわせて解説します。
早見表:埼玉県の主な市の状況(2026年11月時点)
| 市 | 制度 | ホームページ制作 | 補助の内容 | 受付の状況 |
|---|---|---|---|---|
| 上尾市 | 販路開拓支援補助金 | 対象(「Webサイト制作」と明記) | 2分の1・上限25万円 | 2027年1月29日まで(予算がなくなり次第終了) |
| 上尾市 | 創業応援補助金 | 対象(令和7年度分で「ホームページの制作」と明記) | 2分の1・上限20万円 | 令和8年度の受付状況は市・商工会議所に確認 |
| 川口市 | 地域貢献推進補助金 | 対象(「ホームページ等作成費」) | 3分の2・上限30万円 | 市の「地域貢献事業者」だけが対象。確認できた要綱は令和7年度分 |
| 越谷市 | 創業者支援補助金ほか | — | 2分の1・上限100万円 | 令和8年度の受付は終了 |
| さいたま市 | DX推進補助金 | 対象外とされる | 3分の2・上限40万円 | 令和8年度の受付は終了(2026年5月20日まで) |
| 戸田市 | DX推進補助金 | 対象外とされる | 2分の1・上限50万円 | 受付中(予算がなくなり次第終了) |
| 蕨市・朝霞市・和光市 | — | ホームページに使える市の制度は見当たらず | — | — |
| 県内全域 | 小規模事業者持続化補助金(国の制度) | 条件つきで対象 | 3分の2・ホームページ関連は最大30万円 | 2026年12月15日まで(様式4は12月4日まで) |
上尾市「販路開拓支援補助金」
今から申し込めて、ホームページの制作がはっきり対象になっている制度です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 中小企業者・小規模企業者で、申請日の6か月以上前から上尾市内に事業所があり、現在も営業していること。上尾市税の納税義務者であること |
| 対象経費 | 販促ツールの作成費として「カタログ、パンフレット、チラシ、Webサイト制作等」。展示会への出展費用も対象 |
| 補助額 | 対象経費の2分の1、上限25万円 |
| 条件 | 販路開拓の経費の総額が10万円以上 |
| 対象外 | 人件費、家賃、消費税、交付決定前に契約・発注した経費など |
| 受付期間 | 2026年6月1日〜2027年1月29日(必着)。予算に達したら期間中でも終了 |
申請の前に、専門家への相談が必要です。 交付申請の前に、上尾中小企業サポートセンターの専門家に相談して指導を受ける必要があり、受けていないと申請できません(電話:048-779-2520、予約制)。
補助額の例:ホームページの制作費が税抜20万円なら、補助は10万円です。
問い合わせ先:上尾市 商工課(048-777-4441)
上尾市「創業応援補助金」
上尾市で新しく事業を始める人向けの制度です。令和7年度の募集案内では、広告宣伝費の一つとして「ホームページの制作に要する経費」が対象になっていました(2分の1・上限20万円)。創業支援の証明書の取得や上尾商工会議所への加入などが条件で、交付決定のあとに契約・発注する必要があります。
令和8年度の受付期間や条件は、申請前に上尾市・上尾商工会議所に確認してください。
川口市「地域貢献推進補助金」
広報費の中の「ホームページ等作成費」が対象で、補助率は3分の2、上限は30万円です(令和7年度の要綱)。ただし、対象は市の「地域貢献事業者」になっている事業者だけで、事業を始める14日前までの申請が必要です。
川口市でホームページの補助を受けたい場合、多くの事業者は次の「市の制度がない場合」の選択肢を検討することになります。
さいたま市・戸田市のDX推進補助金は使える?
名前から「ホームページにも使えそう」と思われがちですが、どちらもホームページの制作は対象外とされています。
- さいたま市 DX推進補助金:対象はクラウド利用料・ソフトウェア・システムの構築など。ホームページの制作・改修は対象外とされています。令和8年度の受付は2026年5月20日で終了しました。
- 戸田市 DX推進補助金:ECサイトの構築やホームページの制作、広告やSEO、保守を主な目的とする費用は対象外とされています。
業務を効率化するシステムを入れる場合には使える制度なので、ホームページとは分けて考えましょう。
費用の目安は、30秒でできる見積もりシミュレーターで確かめられます。
市の制度がない場合は、どうする?
川口市・戸田市・さいたま市・蕨市・朝霞市・和光市などで、市の制度が使えない場合の選択肢は2つです。
① 国の「小規模事業者持続化補助金」を使う 埼玉県内のどの市でも使える制度です。第20回の申請は2026年12月15日まで(商工会議所・商工会に発行してもらう様式4は12月4日まで)。ただし、次の条件があります。
- ホームページだけでは申請できない(チラシや設備など、ほかの経費と組み合わせる)
- ホームページ関連の補助は最大30万円
- 発注は交付決定のあとなので、制作を始められるのは早くても2027年の春以降
詳しくは持続化補助金でホームページは作れる?【第20回】で解説しています。
② 補助金を使わずに、費用をおさえて早く作る 補助金を待つ期間が長いと、そのあいだにホームページから来るはずだった問い合わせを逃すこともあります。補助額と待つ時間を比べて、早く公開するほうを選ぶのも一つの方法です。
来年度(2027年度)の制度を待つ場合 市の補助金は、毎年4月以降に新しい年度の募集が始まることが多いです。越谷市のように受付期間が短い制度もあるので、使いたい制度がある場合は、春に市のホームページを確認しましょう。
補助金を使うときに共通する注意点
どの制度にも、ほぼ共通するルールがあります。
- 1契約・発注は交付決定のあと。 先に契約すると補助の対象外になります。
- 2申請には制作会社の見積書が必要。 契約の前に、内訳のわかる見積書をもらっておきましょう。
- 3補助金は後払い。 いったんは制作費の全額を自分で支払います。
- 4公開後の月額費用は、基本的に対象外。 サーバー代や保守費は自己負担になることがほとんどです。
- 5消費税は対象外になることが多い。 上尾市の制度でも対象外と明記されています。
まる製作所で補助金を使う場合
まる製作所は東京都北区赤羽を拠点に、川口・戸田・さいたま市など埼玉県のホームページ制作もお手伝いしています。相談はオンラインなので、埼玉県のどこからでもご利用いただけます。
- 契約の前に、デザイン案と内訳つきの見積書を無料でお出しします。 補助金の申請に使う見積書としてご利用いただけます。
- 交付決定の通知が届くまで、契約はお待ちします。
- 料金の目安:標準プラン(5ページ) ¥148,000、業種特化スピード対応プラン(1ページ) ¥78,000。公開後は月額¥2,480〜(サーバー代込み)がかかります。
申請書類の作成と提出は、事業者ご自身で行っていただくものです。補助金の交付は各市や事務局が審査して決めるため、交付を保証するものではありません。
※この記事は2026年11月1日時点の情報です。予算や受付の状況は変わることがあるため、申請前に各市の最新情報を確認してください。
よくある質問
- Q. 川口市でホームページの補助金は使えますか?
- A. 市の制度では、「地域貢献事業者」向けの地域貢献推進補助金が、ホームページ等の作成費を対象にしています。それ以外の事業者は、国の小規模事業者持続化補助金が主な選択肢です。
- Q. 戸田市のDX推進補助金でホームページは作れますか?
- A. ホームページの制作は対象外とされています。ほかの案件で迷う場合は、戸田市に事前に確認するよう案内されています。
- Q. 上尾市の補助金は、市外の制作会社に頼んでも使えますか?
- A. 上尾市のページには、制作会社を市内に限るという条件は書かれていません。ただし申請前に専門家の相談が必要なので、その場で確認しておくと安心です。
- Q. 今年の申請に間に合わなかったら?
- A. 市の補助金は、毎年度4月以降に新しい募集が始まることが多いです。補助金を待つか先に作るかは、費用とデザインを見てから決めても遅くありません。
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参考資料
制度やガイドラインは更新される場合があります。リンク先の最新情報もあわせてご確認ください。
