荒川区には、区内の中小企業や個人事業主がホームページを作る費用の半分(最大20万円)を補助する制度があります。新しく作る場合だけでなく、今のサイトを大きく作り直す場合も対象です。
ただし、この補助金には大事な順番があります。制作会社と契約する前に申請しないと、補助を受けられません。 作ってから申請することはできないので、ホームページを考え始めた今の段階で知っておきたい制度です。
この記事では、荒川区の交付要綱(令和8年度)をもとに、対象になる条件・申請の流れ・期限から逆算したスケジュールを整理します。
結論:荒川区のホームページ作成補助金の要点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 荒川区内に本社がある中小企業・個人事業主(ホームページがない、または大規模にリニューアルしたい) |
| 補助額 | 制作委託費の2分の1(千円未満切り捨て)、上限20万円 |
| 申請期限 | 2027年2月26日(金)。ただし制作会社と契約する日の前日まで |
| 完成・報告の期限 | 2027年3月31日(水)までに公開し、実績報告を提出 |
| 申請方法 | 区の担当窓口へ電子メールで提出 |
補助額の目安
| 制作費 | 補助額(2分の1) | 自己負担 |
|---|---|---|
| ¥148,000(標準プラン) | ¥74,000 | ¥74,000 |
| 300,000円 | 150,000円 | 150,000円 |
| 400,000円以上 | 200,000円(上限) | 残りの全額 |
※要綱には消費税の扱いが書かれていません。補助額を正確に知りたい場合は、申請前に区へ確認してください。
対象になる事業者
要綱では、次の条件をすべて満たす事業者が対象です。
- 中小企業基本法に定める中小企業者で、荒川区内に本社があること(個人事業主も対象。申請時に開業届の写しを提出します)
- 直近の法人都民税、または前年度の個人住民税を滞納していないこと
- 過去にこの補助金を受けていないこと
- 大企業が実質的に経営に参加していないこと
さらに、次のどちらかに当てはまる必要があります。
- 自社のホームページをまだ持っていない
- 今のホームページを大規模にリニューアルしたい(この場合は、今のサイトのどこを直すかが分かる資料を一緒に出します。様式は自由です)
区外に住んでいる個人事業主は、事業所の課税分の納税証明書を出すことになっています。どこまでを「大規模なリニューアル」とするかの基準は要綱に書かれていないので、迷う場合は区に確認してください。
補助の対象になる費用・ならない費用
対象になる費用
- 制作会社に支払うホームページの作成委託費
- 補助対象期間(2026年4月1日〜2027年3月31日)に作られ、交付決定日の翌日以降に支払ったもの
対象にならない費用
- サーバーやドメインの初期費用、月々の維持費
- パソコンやプリンターなどの機器代
- インターネットの工事費・通信費
- ショッピングモールや地域情報サイトなど、ほかの会社が運営するサイトの一部として作るページ
- 自分で作る場合の費用、ソフトや本の購入費
- 交付決定日より前に支払った費用
制作費は補助の対象ですが、公開後に毎月かかる費用は自己負担です。制作会社を比べるときは、「制作費」と「毎月かかる費用」を分けて見ておきましょう。
また、完成するサイトには次の条件があります。
- パソコンだけでなく、スマートフォンでも見やすい作りになっていること
- 会社名、商品名・サービス名、連絡先が載っていること
- 申請した年度のうちに完成させ、すぐに公開すること
費用の目安は、30秒でできる見積もりシミュレーターで確かめられます。
いちばん大事なのは「申請 → 交付決定 → 契約」の順番
荒川区の補助金でいちばん多い失敗は、先に契約してしまうことです。要綱には「契約締結(作成着手)後の申請は受け付けません」と書かれています。
- 1制作会社に相談し、見積書をもらう(申請に見積書の写しが必要です)
- 2区に交付申請をする(メールで提出。制作会社と契約する日の前日まで)
- 3交付決定の通知を受け取る
- 4制作会社と契約し、制作を始める
- 5公開し、制作費を支払う(交付決定日の翌日以降の支払いが対象)
- 6実績報告を出す(2027年3月31日まで)
- 7補助金を受け取る(報告の後に支払われます。いったんは制作費の全額を自分で支払います)
ここでつまずきやすいのが、契約の前に「どんなサイトを、いくらで作るか」を決めておく必要があることです。申請書類には「ホームページ作成計画書」と「収支予算書」、それに制作会社の見積書が必要です。「とりあえず契約してから考える」という進め方はできません。
契約の前にデザイン案と内訳つきの見積書をもらえる制作会社を選ぶと、申請書類が書きやすくなります。交付決定のあとで「思っていたのと違う」となる心配も減らせます。
なお、審査にかかる期間の目安は要綱に書かれていません。スケジュールに余裕を持たせて動きましょう。
逆算スケジュール:いつまでに動けばいいか
申請の期限は2027年2月26日ですが、3月31日までに「公開・支払い・実績報告」を全部終える必要があります。審査の期間と制作の期間(まる製作所の場合、ご契約から公開まで2〜4週間が目安)を考えると、期限ぎりぎりの申請では間に合わないおそれがあります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 11月〜12月 | 制作会社に相談し、デザイン案と見積書をそろえる |
| 12月〜1月上旬 | 区に交付申請(メール) |
| 交付決定のあと | 制作会社と契約し、制作を始める |
| 2月〜3月中旬 | 公開し、制作費を支払う |
| 3月31日まで | 実績報告を提出 |
目安として、年内から1月上旬までに申請しておくと安心です。
必要書類チェックリスト
申請のとき
- 交付申請書(別記第1号様式)
- 事業者基本情報(別紙1)
- ホームページ作成計画書(別紙14)
- ホームページ作成収支予算書(別紙15)
- 制作会社の見積書の写し
- 法人:履歴事項全部証明書(発行から3か月以内)/個人事業主:開業届の写し
- 納税証明書(法人都民税または個人住民税)
- 大規模リニューアルの場合:今のサイトの写しに直す箇所を書き込んだ資料など
実績報告のとき
- 実績報告書(別記第7号様式)
- ホームページ作成実績書・収支決算書
- 公開中のホームページの画面のコピー(主なページ分)
- 制作会社の請求書と、領収書などの写し
申請書類は事業者が自分で作り、自分で提出します。様式の入手方法は、区の担当窓口に確認してください。
補助金を使うなら、制作会社選びで確認したい5つのこと
- 1契約の前に、内訳つきの見積書を出してくれるか(申請に必要です)
- 2契約の前に、どんなサイトになるかを見せてくれるか(作成計画書が書きやすくなり、交付決定後の食い違いも起きにくくなります)
- 3交付決定まで、契約を待ってくれるか
- 43月末までに公開できるスケジュールで動けるか
- 5毎月の費用はいくらか(補助の対象外です)。あわせて、請求書・領収書を出してもらえるか(実績報告で必要です)
まる製作所で荒川区の補助金を使う場合
まる製作所は、荒川区の隣、北区赤羽を拠点にホームページを作っています。現役のWebエンジニアが、相談から公開まで一人で担当します。
- 契約の前に、あなたの会社専用のデザイン案と内訳つきの見積書を無料でお出しします。 見積書は申請書類に、デザイン案は作成計画書をまとめる材料に使えます。
- 交付決定の通知が届くまで、契約はお待ちします。
- 料金の目安:標準プラン(5ページ) ¥148,000、本格リニューアルプラン(5ページまで)¥148,000。補助率2分の1(千円未満切り捨て)・上限20万円なら、この金額の自己負担は¥74,000です。
- 公開後は月額¥2,480〜(サーバー代込み)がかかります。これは補助の対象外になる維持費です。
- 実績報告に必要な請求書・領収書をお出しします。
申請書類の作成と提出は、事業者ご自身で行っていただくものです。まる製作所からは、見積書・デザイン案など制作会社として用意する資料をお出しします。補助金の交付は区が審査して決めるため、交付を保証するものではありません。
補助金を使うか迷っている段階でも大丈夫です。30分の無料相談でお話を聞き、デザイン案と見積書をお出しします。見てから決めていただいて構いません。
問い合わせ先
荒川区 産業経済部 経営支援課 産業活性化係(ホームページ作成補助金担当) 電話:03-3802-3111(内線458)
※この記事は2026年11月1日時点の情報です。予算や受付の状況は変わることがあるため、申請前に区の最新情報を確認してください。
よくある質問
- Q. 個人事業主でも使えますか?
- A. 使えます。区内に事業の拠点がある個人事業主も対象で、申請時に開業届の写しを出します。区外に住んでいる場合は、事業所の課税分の納税証明書が必要です。
- Q. ホームページはあるのですが、作り直しにも使えますか?
- A. 大規模なリニューアルであれば対象です。今のサイトのどこを直すかが分かる資料を一緒に出します。どこからが「大規模」かの基準は要綱にないので、区に確認してください。
- Q. 申請の前に、デザイン案を作ってもらっても大丈夫ですか?
- A. まる製作所の無料デザイン案は、契約前にお出しする提案資料です。ただ、区は「契約締結(作成着手)後の申請は受け付けません」としているため、気になる場合は申請前に区へ確認しておくと安心です。
- Q. 毎月のサーバー代なども補助されますか?
- A. 補助されません。サーバー・ドメインの費用や、公開後の維持費は対象外です。
- Q. 北区や足立区にも同じような補助金はありますか?
- A. まる製作所が調べた範囲(2026年11月時点)では、北区・足立区に、ホームページ作成に限った補助金は見つかりませんでした。地域を問わず使える国の制度としては、小規模事業者持続化補助金があります。
FREE DESIGN PREVIEW
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参考資料
制度やガイドラインは更新される場合があります。リンク先の最新情報もあわせてご確認ください。
